各出題範囲の例題と解説
1.1.1Apache CloudStackの概要 選択単答式
CloudStackのアーキテクチャーの特徴について間違っているものを選べ。
A基本ゾーン、拡張ゾーン、VPCなど、利用者の要件に合わせたネットワーク環境を構築できる。
B必要に応じてシステムVMが自動的にデプロイされ、管理サーバーと連携してクラウド環境に必要な機能を提供する。
Cハイパーバイザーの管理、ストレージの管理、ネットワークの管理、認証、Webユーザーインターフェイスなどのコンポーネントがそれぞれ独立したサービスであり、必要なコンポーネントを抜き出して使用できる。
D1つの管理サーバーの配下に、複数の異なるハイパーバイザーが混在したクラウド環境を作ることができる。
2.1.2管理サーバー、ホスト、ストレージ 選択複答式
ハイパーバイザーにKVMを使用する場合、プライマリーストレージとの接続方式として選択可能なものはどれか。
ANFS
BCIFS
CiSCSI
DFibre Channel
2.1.3システムVM、仮想ルーター選択単答式
CloudStackの管理サーバーとシステムVMの間の通信で利用するポート番号のうち、CloudStackの管理サーバーでListenしているものはどれか。
A8250
B3922
C8080
D443
2.2.4インストールと環境構築選択単答式
CloudStackのインストール時に、以下のスクリプトを実行した。
実行したスクリプトとその引数の説明として間違っているものはどれか。
# cloudstack-setup-databases cloud@1.2.3.4 –deploy-as=root:nonsense
ACloudStackがデータベースにアクセスするためのユーザー「cloud」のパスワードは「nonsense」である
B「root」ユーザーで「cloud」ユーザーを作成する
CデータベースサーバーのIPアドレスは 「1.2.3.4」である
Dスクリプトが正常に完了した場合は、「Successfully initialized the database.」と表示される
3.2.1権限によるWebユーザーインターフェースの違い選択単答式
ドメイン管理者が、Webユーザーインタフェースを利用して実施できる操作は次のうちどれか。
Aサブドメインの作成
Bサブドメインに割り当てるリソースの数量の変更
Cアカウントに占有ホストを割り当てる
DLDAPアカウントの追加
3.2.3サービスオファリング選択単答式
あるコンピューティングオファリングを、特定のアカウントのみに使用させたい。
その際に必要な設定は次のうちどれか。
Aコンピューティングオファリングの作成時にアカウントを指定する。
Bコンピューティングオファリングの作成時にドメインを指定し、アカウントをそのドメインに所属させる。
Cコンピューティングオファリングを作成した後に、コンピューティングオファリングの編集でアカウントを指定する。
Dコンピューティングオファリングを作成した後に、コンピューティングオファリングの編集でドメインを指定し、アカウントをそのドメインに所属させる。
4.1.1運用・監視選択複答式
仮想ルーター(VPCルーターを除く)の監視機能に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選択せよ。
A負荷分散機能を実現しているHAProxyのプロセスダウンを検出し、自動で復旧する
B管理サーバーにアラートを送信することができる
C仮想ルーターのMIBを取得することで、SNMPによるトラフィック監視ができる
DsFlowによるネットワークモニタリングをサポートしている
4.2.1API選択単答式
CloudStackのAPIに関する説明として、間違っているものはどれか。
AAPIリクエストを送付する際は、アカウントの認証のためにAPIキーと秘密鍵を使用する。
BAPIリクエストにはHTTP GET/POSTを使用する。
CAPIレスポンスのフォーマットはXML、JSON、CSVのいずれかを指定できる。
DAPIリクエストの生成にはJavaやPHP等のプログラミング言語を使用できる。